ハノーファー室屋成、今夏退団の可能性があった? 新監督が“電話で説得”と独紙報道
ブレーメンとの開幕戦に先発出場、後半10分に同点ゴールをアシスト
ハノーファーの日本代表DF室屋成は、現地時間24日に行われたブレーメンとのブンデスリーガ2部開幕戦(1-1)で同点ゴールをアシストした。欧州挑戦2シーズン目の好スタートを切ったなかで、室屋が今夏他クラブに移籍する可能性があったとドイツ紙「ビルト」が報じている。
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昨シーズン開幕前にFC東京からハノーファーに加入した室屋は、シーズン序盤に右サイドバックのレギュラーポジションを掴み、リーグ戦32試合に出場した。ハノーファーが今夏キールからドイツの年代別代表への選出歴もあるDFヤニック・デームを獲得したことで新たなポジション争いのなかにあったが、ブレーメンとの開幕戦で後半10分にFWマルヴィン・ドゥクシュへの絶妙なロングパスで貴重な同点ゴールを演出。先発で起用されたチャンスをしっかりと生かして、ライバルに一歩先んじた。
室屋とデームのポジション争いについて、ドイツ紙「ビルト」は「監督のヤン・ツィンマーマンにとっては贅沢な悩み」と報道。ドイツ2部でサイドバックのベストプレーヤーとの呼び声もあるデームにも引けを取らない実力者と目されているが、同紙は「チームメートで同胞のゲンキ・ハラグチが退団した後、ムロヤも出て行きたがっているとの噂があった」と、昨季終了後に原口に続いて室屋もハノーファーを退団する可能性があったと指摘している。今季から監督に就任したツィンマーマン監督が室屋に直接電話をかけて説得したことで、残留を決断したという。
「このチームで幸せでいるために、今の彼には日本人の同僚がどうしても必要というわけではないと思う」とツィンマーマン監督は室屋について語っている。指揮官からの信頼も得ている室屋のさらなる活躍に期待が高まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)