韓国代表FWソン・フンミンは「諦めているように見える」 契約延長に英識者が持論

トッテナムの韓国代表FWソン・フンミン【写真:Getty Images】
トッテナムの韓国代表FWソン・フンミン【写真:Getty Images】

トッテナムと2025年まで契約延長したソン・フンミン、元英代表MFマーフィー氏が見解

 トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンは先日クラブとの契約を2025年まで延長した。スパーズでも中心選手としての地位を確かなものとしたが、元イングランド代表MFダニー・マーフィー氏は「彼は諦めているように見える」と韓国のエースの決断に対する持論を展開している。英ラジオ局「talkSPORT」が報じた。

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 ソン・フンミンは2015年にドイツのレバークーゼンからトッテナムに加入。年を追うごとに存在感を増し、昨季はプレミアリーグ37試合で17得点10アシストと出色のパフォーマンスを披露。チームは7位に終わったなかで、エースのイングランド代表FWハリー・ケインとともにPFA年間ベストイレブンにも選出された。

 大幅な昇給とともに2025年までの長期契約を勝ち取ったことで、現在29歳のソン・フンミンは残りのキャリアの大半をトッテナムで過ごすになった。このことについて、トッテナムOBでもある元イングランド代表MFマーフィー氏は、ラジオ番組「ホワイト&ジョーダン」で次のように語っていた。

「選手はそれぞれで大きく異なる。誰かが人生やフットボールを楽しみ、それに満足していたとしても、他の誰かが同じものを求めるとは限らない。彼(ソン・フンミン)は金銭的にも素晴らしい契約を勝ち取ったことは確かだが、トッテナムで彼が多くの勝利を勝ち取る機会はないのではないか。それが正直なところです。彼は何かを勝ち取ることについて気にかけていない。

 人生やフットボール、キャリアに何を求めるかは選手それぞれに全く異なるという話だ。私には彼が諦めているように見える。彼はトッテナムでそれを実現させられると信じているかもしれないし、なんとか競争したいと考えているのかもしれない。しかし、フットボールを知っている多くの人はチェルシーやリバプール、マンチェスター・シティのようなクラブがいるなかで今後数年のうちにそれが実現するとは思っていない。彼は諦めてしまったのだと私は思っている」

 トッテナムは近年プレミアリーグのトップ4常連となり、19年にはUEFAチャンピオンズリーグで決勝進出と躍進しているが、1990-91シーズンのFAカップを最後にタイトルからは遠ざかっている。イングランド代表でキャプテンも務めるケインも、タイトルを求めて移籍を志願したとも伝えられている。マーフィー氏は考え方は選手それぞれだと尊重したうえで、ソン・フンミンの契約延長という判断に思うところがあったようだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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