1点ビハインドの終盤、相手GKノーチャンスの圧巻同点ミドルを突き刺す

　横浜F・マリノスの日本代表DF松原健は、22日に行われたJ1リーグ第15節柏レイソル戦（1-1）で値千金の同点ミドル弾を突き刺した。海外メディアも「世界にこれを防げるGKはいない」と称賛している。

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　前節の鹿島アントラーズ戦を、乱打戦の末に3-5で落とした横浜FMは、ホームに柏を迎えた一戦でチャンスを作るものの1点が遠く、後半37分には自陣右サイドから放り込まれたクロスから失点。しかしその4分後、松原が値千金の一撃を突き刺す。

　左サイドからカットインし、さらに味方とのパス交換から中央へ侵入した日本代表FW仲川輝人からのパスを受けると、ゴールまで約30メートル付近から右足を一閃。やや右寄りから放たれたシュートは、鋭いカーブがかかったままゴール左へ。GKキム・スンギュが伸ばした手から逃げるようにファーサイドのネットへと決まった。

　今季自身初ゴールの瞬間、本人が派手なガッツポーズを見せたこの一撃の動画を、スポーツチャンネル「DAZN」公式ツイッターが「雄叫びをあげる 見事な、見事すぎるスーパーミドル弾」動画付で投稿。ファンからは「鳥肌物」「これには痺れた」といった賛辞が寄せられていた。

　2019年の横浜FM優勝メンバーで、昨季途中にサガン鳥栖へ移籍したGK朴一圭は、自身の公式ツイッターで「マツケンやばっ。なんかわかんないけど俺も吠えちゃった」と反応。松原は「パギくんありがとう。オレもびっくりしてます。笑」と綴り、自分も驚きの一撃だったことを明かしている。

　また、オーストラリアのスポーツ専門局「Optus Sport」公式ツイッターは「今節、これ以上良いミドル弾はない。ケン・マツバラは信じられないクオリティーの一撃を放った。世界にこれを防げるGKはいない」と、まさにアンストッパブルな一撃だと伝えていた。