南野のリバプール移籍は「本当に落胆した」 サウサンプトン監督が明かした“愛着”
サウサンプトン移籍の南野、ニューカッスル戦でデビュー? ハーゼンヒュットル監督が言及
サウサンプトンは現地時間6日、プレミアリーグ第23節でニューカッスルとの対戦を控えている。期限付き移籍した日本代表MF南野拓実の新天地デビューが予想されるが、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督は「彼が昨冬にリバプールへ移籍した時は、本当に落胆した」と以前から獲得を熱望していたことを明かしている。
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南野はリバプールで勝負の2シーズン目を迎えていたが、なかなか出場機会を得ることができず苦しい日々を過ごしていた。リーグ第14節クリスタル・パレス戦(7-0)で待望のプレミア初ゴールを記録したものの、それ以降はリーグ7試合でわずか6分間の出場にとどまっていた。
2月1日に今冬の移籍期限最終日を迎えたなか、土壇場でサウサンプトンへの期限付き移籍が決定。レンタル期間は今シーズン終了までとなっており、敵地で行われるニューカッスル戦でのデビューが予想されており、英地元紙「リバプール・エコー」は「リバプール移籍に落胆していたハーゼンヒュットル監督が南野の計画を説明」と見出しを打ち、前日記者会見に臨んだハーゼンヒュットル監督のコメントを紹介している。
「彼が昨冬にリバプールへ移籍した時は、本当に落胆した。彼は我々が求めているスタイルを熟知しており、フィットすると確信している。彼の最大値を引き出す位置で彼を起用する必要があり、そこで彼に我々を助けてもらうつもりだ。良いパス、良いドリブルを備えており、うまくいけば何ゴールか決めてくれるだろう。我々の手助けになる」
また、ニューカッスル戦での出場については「実現可能だ。あまりプレーしていなかったが、調子は良さそうだ。彼はドイツ語を話すので、私が伝えたいことを完璧に理解できている。彼は英語よりもドイツ語の方が堪能だが、だからこそ全てを説明できるので、私にとっては助かる」と、コンディション面もコミュニケーション面も問題がないことを強調していた。
一方で、「彼はナイスガイで、球際のクオリティーがすぐにわかった。ただ、彼が今週末に試合を決する活躍を残すとは考えていない」と加入直後に過度な期待を寄せないよう牽制も怠らなかった。4連敗中のサウサンプトンは4試合1ゴールと深刻な得点力不足に陥っているが、南野は残りのシーズンで起爆剤となることができるのか注目が集まりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)