「居場所が永遠に保証される人はいない」 PSG主将、電撃解任のトゥヘル前監督に言及
マルキーニョスはレオナルドSDを含めたクラブの決断を尊重しつつも…
パリ・サンジェルマン(PSG)は昨年末、トーマス・トゥヘル監督を電撃解任した。ドイツ人指揮官はすでにチェルシーの監督に就任し、新たな一歩を踏み出しているが、PSGのチーム内には、監督解任を受け入れきれていない選手もいるようだ。フランスメディア「Le10Sports」が報じている。
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トゥヘル監督への思いを語ったのは、ブラジル代表DFマルキーニョスだ。センターバックが本職だが、トゥヘル監督はマルキーニョスを中盤にコンバートして起用。これがハマり、ブラジル代表DFチアゴ・シウバ(チェルシー)の退団後は、クラブのキャプテンも務めている。
トゥヘル監督の解任に踏み切ったのは、スポーツダイレクターのレオナルド氏だとされる。レオナルド氏の判断に驚いたかという問いに対し、マルキーニョスは「それが彼やほかの首脳陣の判断だったし、僕は自分の上司の判断はすべて受け入れるよ」と、前置きをしたうえで、前監督への感謝を語った。
「僕が言えるのは、トゥヘル監督が僕を大きく成長させてくれたことだ。彼と一緒に過ごしたことで、僕は自分が到達できると思ってもいなかったレベルまで、達することができた。より良いサッカー選手にしてくれたんだ。でも、自分の居場所が永遠に保証されている人なんていない。特に監督はね。不公平でもあるけれど、結果が出なかったり、計画通りにいかなかったりすれば、すべてがひっくり返る世界なんだ」
一方で、マルキーニョスはすでにポチェッティーノ監督を迎えた新体制のチームに目を向けている。
「今、僕たちはポチェッティーノ監督と新たな冒険を始めた。そして、トゥヘル監督も自分の場所でそうしているよ。彼は賢い人だ。不可避なことがあることを、理解している。重要なことは、こうした状況を、より良くするために生かすことだ」
新監督の率いるPSGで戦い続ける意思を示したマルキーニョス。違う道を歩み始めた2人の2020-21シーズンはどのようなものとなるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)