内田篤人の古巣シャルケが崩壊の危機 開幕8戦未勝利で最下位、“内紛勃発”と独紙報道

開幕8試合で未だ勝利のないシャルケ【写真:Getty Images】
開幕8試合で未だ勝利のないシャルケ【写真:Getty Images】

昨季からリーグ戦24戦未勝利 主力DFが試合中に帰宅、練習中にコーチと選手が口論

 元日本代表DF内田篤人氏が2010年7月から7シーズンにわたって在籍していたシャルケが、チーム崩壊の危機に瀕している。8節を終えた今季のブンデスリーガでは0勝3分5敗の勝ち点3で最下位。21日の前節ヴォルフスブルク戦も0-2で敗れた。しかも、ドイツ紙「ビルト」によれば、この試合の前後でチーム内に複数の内紛が起きていたようだ。

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 問題の原因となったのは、DFベンジャミン・スタンブリだ。昨季は副主将を務め、今夏シャルケとの2023年までの契約延長にも合意した守備の要だが、今年9月末に就任したマヌエル・バウム監督はヴォルフスブルク戦では同選手のパフォーマンスに納得がいかず、前半終了後に交代を命じた。すると、この指示に激怒したスタンブリは試合中にもかかわらず無断でスタジアムから自宅へと帰宅。翌日にヴォルフスブルク戦のビデオ分析が行われ、スタンブリもミーティングルームに姿を現したが、バウム監督は前日の同選手の行動は受け入れられないとして退室させたという。スタンブリには近日中に、クラブから処分が科されるものと見られている。

 また、スタンブリがミーティングへの参加禁止を言い渡されたのと同じ22日、さらに別の問題も発生していたという。この日は、前日のヴォルフスブルク戦で出番のなかった選手たちのための追加トレーニングが実施されていて、現役時代にはシャルケで内田氏ともチームメートだった現アシスタントコーチのナウドが、その練習を担当していた。しかし、練習中に同コーチとベテランFWヴェダド・イビシェヴィッチが口論となり、互いに額をつき合せる一触即発の事態に。追加トレーニングは、そこで急遽中止になったという。

 1904年に創設されたシャルケは、内田氏にとって在籍1年目だった2010-11シーズンにDFBポカール優勝を達成し、さらにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でもベスト4進出を果たすなど、ドイツ屈指の名門と評されてきた。しかし、現在のチームは昨季から通算してブンデスリーガで24戦未勝利と、かつての栄光からは程遠い状態にあるようだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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