「ザハ、ペペの2人は質が高い」 吉田麻也、難敵コートジボワールを分析「アフリカ勢では突出して…」
日本代表、13日にオランダ・ユトレヒトでコートジボワールと対戦
森保一監督率いる日本代表は12日、オランダ・ユトレヒトで国際親善試合コートジボワール戦(13日)に向けて合宿8日目を迎えた。9日の国際親善試合カメルーン戦は、後半の頭から3バックに変更し攻撃の活性化を図ったものの、スコアレスドローに終わった。オンラインでの取材に応じた主将のDF吉田麻也は、2試合連続となるアフリカ強豪との対戦を「全体的にクオリティーが高い」と警戒しつつ、「コンディションの良い状態で試合をする機会はあまりないので絶好のチャンス」と強化に期待した。
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今年初めての日本代表戦となったカメルーン戦では、4-2-3-1で前半に臨むも、“ブランク”もあり苦戦。相手の中盤を抑えきれず、後半は3-4-2-1の布陣に変更した。欧州組が3バックに挑戦するのは昨年6月以来、1年4カ月ぶりとなったなかで、吉田、DF冨安健洋(ボローニャ)、DF酒井宏樹(マルセイユ)の最終ラインや攻撃面で新たな可能性を示した。
それでも結果は0-0。続くコートジボワールとの対戦では、ゴールも求められる。コートジボワールとは、直近で2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)のグループリーグで戦い、1-2で逆転負けを喫した。今回もアーセナルFWニコラ・ペペやクリスタル・パレスのMFウィルフレッド・ザハ、MF久保建英の元同僚FWラゴ・ジュニオール(マジョルカ)ら欧州で活躍する選手も多く名を連ねる。今年2月にイブラヒム・カマラ監督が退任し、パトリス・ビューメル新監督が指揮を執る。そんな強豪を吉田も警戒した。
「相手も監督が代わって2試合目で探り探り。どんなチームもそういう時はモチベーションが高い。アフリカ勢の中では突出して欧州でプレーしている選手が多く、経験もある。こういう相手とコンディションの良い状態で試合をする機会はあまりないので、絶好のチャンス。やりたいことにトライしていきたい。ザハ、ペペという2人は質が高い。ザハが出ないという話もあってどうなるか分からないけど、全体にクオリティーが高い。1試合目(カメルーン戦)は僕らも単純なミスが多かった。ディテールにこだわらないと、簡単なミスからチャンスを作らせると苦しくなる」
来年以降のカタールW杯アジア予選再開に向けても大事な強化試合。日本代表は難敵相手に、どのような結果を残すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)