カメルーン代表監督、思い入れある日本を警戒 過去に元J選手を指導「戦術面でも平均以上」
カメルーン代表のオリベイラ監督はルーマニア時代にMF瀬戸を指導
カメルーン代表ダシルバ・オリベイラ監督は8日、オランダ・ユトレヒトで森保一監督率いる日本代表と対戦する9日の国際親善試合に向けて、公式会見に臨んだ。選手2人に新型コロナウイルス陽性反応が出て、1人の濃厚接触者、またコンディション不良で複数名離脱するなどハプニング続きだが、日本に対しては「スピード、攻守の切り替えが非常に早い」「戦術面でも平均以上」と警戒。また、ルーマニア時代の愛弟子MF瀬戸貴幸について絶賛した。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
今回、カメルーン代表はプレーできる選手18人で、9日の日本代表戦に臨む予定。オリベイラ監督は日本代表との対戦を心待ちにし、「非常に光栄」と喜んだ。カメルーン代表にとって、日本戦はアフリカ・ネーションズカップへの準備という位置づけ。新型コロナウイルスの感染者が出たり、負傷で離脱した選手がいたりとハプニングがあるなかでも、“本気モード”だ。指揮官が「求めていたテストマッチの相手」という日本について印象を語っている。
「日本はスピード、攻撃と守備の切り替えが非常に速いというチームで、求めていたテストマッチの相手と言える。この試合の結果で、公式戦に向けどのようにチームを作っていくかが明らかになると期待している。明日は限られたメンバーでどう戦えるか。特に若手にチャンスを与えたいと思っている」
指揮官は、ルーマニアのアストラ・ジュルジュ時代に、Jリーグのヴァンフォーレ甲府などでもプレーしたMF瀬戸貴幸を指導。日本人の“愛弟子”がいたことから、印象深い相手のようだ。
「アストラで瀬戸選手と仕事をしたことがあり、光栄で今も覚えている。彼は100パーセントの仕事をする選手で、非常に意識が高く、素晴らしい選手だったのでレギュラーとして活躍した。日本代表は、日本の文化を反映している。厳しさ、規律、プロ意識の高い、戦術面でも平均以上のものがあり、個々の選手も素晴らしいと認識している。あらためて、組織的にもよくできていて、個人能力も高いというのが私の認識」
FIFAランクではカメルーン(53位)より日本(28位)のほうが上位につけるが、“難敵”相手に森保ジャパンはどのように立ち向かうのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)