PSGが侮辱的発言の主力DFへの厳罰を継続 3月下旬までトップチーム追放
監督や選手をSNSで侮辱したオーリエ 主力としての地位を失う
監督やチームメイトへの侮辱的な発言があったとして、クラブから出場停止処分を科されていたパリ・サンジェルマン(PSG)のコートジボワール代表DFセルジュ・オーリエだが、処分は継続し、3月下旬までリザーブチーム行きの厳命を下した。
オーリエは、16日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)チェルシー戦を前に、動画のライブ配信を行うSNS「Periscope」上で、PSGのローラン・ブラン監督について差別的な言葉を使用して同性愛者であると表現するなどの問題行為が発覚。さらに同僚であるFWズラタン・イブラヒモビッチ、イタリア代表GKサルバトーレ・シリグ、オランダ代表DFグレゴリー・ファン・デル・ヴィールらに対しても侮辱的な発言をしたという。
CLチェルシー戦のメンバーからも外されていたオーリエだが、クラブはこのたびコートジボワール代表の右サイドバックに対し、2月29日から3月20日までの約3週間、PSGのリザーブチームでのプレーを厳命。一時的にトップチームから除外されることになった。
リーグ27試合を終えた時点でPSGは、2位モナコに勝ち点24差を付けて首位を独走している。そのなかでオーリエは、今季19試合に先発出場する主力の一人だった。14年ブラジル・ワールドカップの日本代表戦で2アシストを記録するなど、国際舞台での実績もある実力者だが、軽率な行動により自ら名門のレギュラーの座を手放す形となった。処分は一時的だが、今後クラブで居場所はあるのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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