「19歳の時、何をしていた?」 メッシ、マラドーナ彷彿の伝説“5人抜き弾”に再脚光
12年前のヘタフェ戦で生まれた衝撃のゴール動画をリーガ公式ツイッターが投稿
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、コパ・アメリカ(南米選手権)後の休息のため日本ツアーには参加せず、来たる新シーズンに備えている。32歳となったレフティーは昨季も公式戦51ゴールと驚異の得点力を見せつけたが、10代の頃からその個人技は突出していた。リーガ・エスパニョーラ公式ツイッター英語版は、「あなたは19歳の時、何をしていた?」と12年前のワンプレーに再びスポットライトを当てている。
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2004年のトップチームデビュー以来、名門バルサのエースとして数々のゴールを積み重ねてきたメッシ。リーガ公式ツイッター英語版は25日に「あなたは19歳の時、何をしていた?…なぜなら、これがレオがしていたことだ!」とのコメントを添えて、1本の動画を公開。それは2007年4月18日、本拠地カンプ・ノウで行われたスペイン国王杯準決勝のヘタフェ戦。19番を付けた当時19歳のメッシが、前半28分に驚愕のゴールを決めたシーンだった。
元スペイン代表MFシャビ(現アル・サッド)から自陣右サイドでパスを受けたメッシは、すぐに相手2人からプレスをかけられる。だが、1人目を巧みなステップで、2人目を股抜きで抜き去ると猛然とドリブル突破を開始。トップスピードに乗ったメッシは、ペナルティーエリア手前で待ち構える相手DF2人の間を完璧なコース取りでぶち破ると、最後はヘタフェGKルイス・ガルシアもかわして右足でゴールに流し込んだ。
この衝撃の「5人抜きゴール」は、1986年メキシコ・ワールドカップでアルゼンチン代表の英雄ディエゴ・マラドーナが、準々決勝のイングランド戦で決めた伝説の5人抜きを彷彿させる一撃として、当時も大きな話題を呼んだ。
“日本のメッシ”と称され、20日のインターナショナル・チャンピオンズカップでバルセロナのライバルであるレアル・マドリードデビューを飾った日本代表MF久保建英が18歳。映像の“本家”メッシは当時1歳年上にあたるが、リーガを主戦場とするようになった暁には、5人抜きゴールと比較されることになるかもしれない。