D・ルイスの衝撃――川崎MFが体感した世界的CBの壁 「日本ではありえないプレー」

チェルシーDFダビド・ルイス【写真:高橋学】
チェルシーDFダビド・ルイス【写真:高橋学】

脇坂が最もインパクトを受けたD・ルイス 「日本人の付け入る隙すらもらえなかった」

 川崎フロンターレは19日、明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2019でチェルシーと対戦し、1-0で勝利を収めた。MF脇坂泰斗は後半開始から途中出場したが、世界屈指のセンターバック(CB)として知られるブラジル代表DFダビド・ルイスに衝撃を受けたことを明かしている。

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 フランク・ランパード新体制の下、始動して間もないチェルシーはこの日、アタッカー陣にFWケネディやMFメイソン・マウントら若手選手を起用した一方、最終ラインにはD・ルイスを筆頭に、スペイン代表DFセサル・アスピリクエタ、同DFマルコス・アロンソら長年クラブで主力を張るトッププレーヤーを並べた。

 前半はパスワークを売りとする川崎を相手に、チェルシーがそれを凌駕するようにポゼッションを高めていく展開に。後半に入ると、コンディションの仕上がっていないチェルシーに疲労の色が見え始め、0-0で迎えた後半42分、途中出場の元日本代表MF中村憲剛が放ったループ性のクロスからFWレアンドロ・ダミアンがヘディングで叩き込み、値千金の決勝弾を奪った。

 プレシーズン中で万全な状態ではなかったとはいえ、世界的ビッグクラブからの金星はチームの自信を深めるものになった。そして、後半頭からピッチに立った脇坂もまた、貴重な経験を得ることになった。敵陣で積極的にボールに絡むなか、そこに立ちはだかったのがルイスだった。

 投入された直後の後半5分、DF谷口彰悟のロングフィードをDF馬渡和彰が頭で落とし、脇坂が拾って右サイドでドリブル突破を敢行した場面、猛然と駆け戻ったD・ルイスがフィジカルコンタクトで脇坂を弾き飛ばし、ボールを奪い取る。脇坂も奪い返そうとするもビクともせず、逆にタイミングを見計られ、ファウルを誘われることになった。

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