「キャリア最高のゴールが取り消しに」 鳥栖トーレス、清水戦の“幻のゴール”に英脚光

サガン鳥栖FWフェルナンド・トーレス【写真:Getty Images】
サガン鳥栖FWフェルナンド・トーレス【写真:Getty Images】

キックオフ直後のロングシュートでネットを揺らすも認められず…

 サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは6月30日、J1第17節の清水エスパルス戦で2ゴールの活躍を披露し、4-2の勝利に貢献した。引退表明後の初先発で貫禄の勝負強さを見せつけたが、英メディアはトーレスが清水戦で決めた“幻のゴール”に脚光を当てている。

 21日に現役引退を表明し、23日に引退会見を開いたトーレスは、5月4日の第10節大分トリニータ戦(0-2)以来、7試合ぶりとなる先発出場を飾った。キャプテンマークを巻いてピッチに立つと、世界に“神の子”と言わしめた真価を発揮する。

 1-1で迎えた前半16分、右サイドのFWアン・ヨンウからクロスが放り込まれると、ゴール前に構えていたトーレスが高い打点で合わせて、ゴール左に沈めた。さらに同20分、再び右サイドの攻撃の場面で、DF小林祐三のクロスをトーレスが頭で叩き込んだ。

 4分間で今季公式戦初得点を含む2ゴールと圧巻の活躍を披露したが、英メディア「GIVE ME SPORT」は「トーレスは鳥栖でのキャリア最高のゴールを取り消された」と見出しを打って報じ、同試合での“幻のゴール”となった一撃に脚光を当てている。

 3-1で迎えた前半26分にMFヘナト・アウグストに1点差となるゴールを奪われ、キックオフから試合を再開する場面、清水が自陣に戻りボールもセッティングされている状況でトーレスが主審をチラッと確認すると、勢い良くボールを蹴り込んだ。バックスピンで鋭い弧を描いたボールは、1度もバウンドすることなくネットを揺らした。

 しかし、主審はゴールを認めず、取り消しに。トーレスは笛を吹くジェスチャーを交えて猛抗議したが、判定が覆ることはなく、ハットトリックとはならなかった。記事では、「トーレスはハーフウエーラインから大胆不敵な一撃を生み出した。キャリア最高のゴールとまで行かなくても、最高のゴールの1つに数えられるものではあった」と指摘しつつも、「残念なことに、審判によって取り消された」と説明している。

 仮にこの得点が認められていた場合、ハットトリックを達成していたことになったが、最終的には“幻のゴール”となった。それでも、引退表明直後に2ゴールを決めるあたりは、さすがの勝負強さと言えるだろう。

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