冨安健洋、ボローニャ移籍決定間近 シント=トロイデンにはクラブレコードの売却益か
28日にメディカルチェック終了 現地紙はレギュラー候補と予想
日本代表DF冨安健洋(シント=トロイデン)はセリエAのボローニャ移籍に向けて、すでにメディカルチェックも終えたようだ。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。
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シント=トロイデンで成長を遂げ、コパ・アメリカ(南米選手権)にも日本代表の一員として参戦した冨安。ボローニャ移籍が確実視されていたなか、28日にはメディカルチェックが予定されているとも伝えられていた。
そして29日付の「コリエレ・デロ・スポルト」では、冨安がメディカルチェックを終えたことを報道。「トミヤスは朝9時にクラブハウスへとやってきて、すぐにメディカルチェックを始めた。午後遅く、19時過ぎまでかかっていた」とレポートしている。
契約期間は5年と目されており、直近では他の3つのクラブも興味を示していたとのこと。コパ・アメリカでのプレーは「フィジカル的にも技術的にも彼の実力を明確に証明していた」と伝えられており、シニシャ・ミハイロビッチ監督は冨安をレギュラーDFとして見ているという。
また、イタリア紙「トゥット・スポルト」は、「クラブ強化部はミハイロビッチを満足させるため、怒り狂ったように動いている」と報じ、大型補強の一環として冨安の獲得に踏み切った背景を紹介。「ボローニャは守備の穴を埋めていく」として、守備陣の強化に向けて大きな期待を寄せられていることが分かる。
なお、移籍金は700万ユーロ(約8億6000万円)、あるいは900万ユーロ(約11億円)とされている。ベルギーメディア「HBVL」は900万ユーロでの移籍と報じたうえで、「シント=トロイデンがクラブレコードの移籍」と記し、同クラブにとって過去最高の売却益を得る移籍になったと指摘。「トミヤスの移籍は経済面で大きな意味を持っている」と報じた。
2018年1月にアビスパ福岡からシント=トロイデンへ移籍し、2018-19シーズンはリーグ戦27試合に出場した冨安。セリエAを次なる舞台として、さらなる成長を目指すことになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)