セスクがチェルシー退団の理由を激白 「新監督が彼の“息子”のような選手と来た」
サッリ監督がポジションの重なるジョルジーニョとともに加入したことを挙げる
元スペイン代表MFセスク・ファブレガスは、今年1月の移籍市場でプレミアリーグのチェルシーからリーグ・アンのモナコへ移籍した。当時、モナコではアーセナル時代のチームメートだったティエリ・アンリ氏が指揮を執っていたが(その後1月24日に解任)、ロンドンを離れた理由は別にあるとセスクは明かした。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
2014年にバルセロナからチェルシーに加入したセスクは、チェルシーとの契約延長も考えていたという。だが、新監督のマウリツィオ・サッリ氏が、ナポリから“愛弟子”のイタリア代表MFジョルジーニョを伴って加入していたことで、4年半過ごしたクラブを去る決意を固めた。
「新しい目標が欲しかった」とセスクは語り、次のように説明する。
「どんな時でも僕は、頭の中に新しい目標を持ち続けることが重要だった。チェルシーにいた時、僕は契約を更新して、そこに残ることもできた。でも、新しい監督が、自分の息子のような選手と一緒に加入した」
実際にセスクは、クラブを離れるまで2018-19シーズンは6試合の出場にとどまっていた。そして、すべての試合でプレーをしたいという欲求が、彼をフランスへと旅立たせた。
「僕にとってすべての試合でプレーするのは、難しい状況だった。でも、それが僕が欲していたものだった。僕はサッカーを愛している。チェルシーでプレーすることだけに、満足はできなかったんだ。違うプロジェクトを持つ場所へ行く決断をして、それによって多くの満足感を得られることができたと思っているよ」
1月にモナコと3年半契約を結んだセスクは、リーグ・アン11試合に出場して1得点を挙げている。チェルシーで2度のプレミアリーグ制覇、FA杯、リーグ杯のタイトルも獲得しているセスクは、クラブが残留争いの渦中にいても、プレーできる喜びに勝るものはないと実感しているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)