トゥヘル監督が雷 頂上決戦から一夜明けた練習で「寝てるのか!」と一喝

大敗が残した傷痕

 ドルトムントを率いるトーマス・トゥヘル監督が、1-5と大敗した4日のバイエルン・ミュンヘン戦翌日のチーム練習で激怒し、選手たちに雷を落とした。独地元紙「ビルト」が報じている。

 トゥヘル監督は5日、選手の練習態度に不満を持ったのか、FWアドナン・ヤヌザイとFWアドリアン・ラモスに対し、英語で「おまえらは練習中寝ているのか!」と一喝。首位バイエルンに力の差を見せつけられた屈辱の敗北には、トゥヘル監督もフラストレーションをためているようだ。

 代表戦のため、日本代表MF香川真司をはじめ、バイエルン戦に出場した各国代表選手は不在。この日の練習に参加したトップチームの選手はヤヌザイ、ラモスのほかGKロマン・ヴァイデンフェラー、MFヨナス・ホフマン、DFネヴェン・スボティッチの5人のみで、この中でバイエルン戦のピッチに立ったのはヤヌザイのみ。他にU-23チームの選手7人が練習に参加していた。

 “デア・クラシカー”と呼ばれる頂上決戦に敗れ、首位を行くバイエルンとの勝ち点差は7に広がった。第8節終了時点で首位が2位に7差をつけたのは、勝ち点3ルールが導入された1995-96シーズン以降では初めてのことだという。

 ドルトムントはこれで4戦勝ち星から遠ざかるなど、公式戦11連勝を飾った序盤の勢いに陰りが見られている。バイエルン相手のショッキングな敗戦は、トゥヘル監督、そしてドルトムントにとっても大きな傷痕を残しそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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