”バイエルンキラー”の香川 大一番に向けて「意識せざるをえない」

香川も認める王者バイエルンの高い壁

 今季の香川はここまで2得点4アシスト。シュートにつながったラストパスの数でも、チーム最多の18本を記録するなど、ドルトムントでリーグ連覇を達成した当時のキレを取り戻し、攻撃陣の中核として躍動している。

頂上決戦に向けて、香川自身は「バイエルンというのは改めて強いと感じる。この間のマインツ戦でも無失点に抑えて、しっかり勝ち切っている。僕らもやっぱり見習わなきゃいけない。常にバイエルンが先に試合をして、結果を出しているから、そういうところの難しさは常につきまとう。(バイエルンのことは)意識せざるをえない」と語るように、“デア・クラシカー”と呼ばれるこのビッグマッチへの思いは、相当に大きいようだ。

 開幕前に、恩師ユルゲン・クロップ監督が退任。新たにトーマス・トゥヘル監督が招聘された。さらに、背番号を7から以前に付けていた23に変更するなど、心機一転で臨んだ勝負のシーズンで見事な活躍を見せている。相性の良いバイエルン戦で、さらなる輝きを放つことが出来るだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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