EURO2016予選を控えるスペイン代表から落選したチェルシーFWディエゴ・コスタが、ビセンテ・デルボスケ監督から9月19日のアーセナル戦での相手DFに対する挑発を「見苦しい」と批判された。英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。 ルクセンブルク戦とウクライナ戦を戦うスペイン代表のメンバーに、不動の1トップの名前はなかった。スペインの国籍を取得したブラジル出身ストライカーついて、ビセンテ・デルボスケ監督はこう語った。 「彼が行ったことは見苦しい。だからこそ、彼は罰を受けている。もちろん、私も彼のやったことは 嫌いだ」 スペイン代表を率いる名将が話題にしたのは、9月19日のアーセナル戦でのコスタの振る舞い。主審の陰で相手DFコシエルニーの顔をたたき、DFガブリエルを挑発。見事に退場へと追い込んだ。この試合でアーセナルは2人の退場者を出し、チェルシーは2-0で勝利を収めた。コスタは警告止まりでこの試合を乗り切ったが、試合後にイングランドサッカー協会から3試合出場停止処分を言い渡されている。 コスタは、スペイン代表で9試合1得点と鳴りを潜めている。そうした不調が続くだけに妥当な選択とも言える。だが、マン・マネジメント力に優れる指揮官は「彼は初戦を出場停止でプレーできないので、呼ばなかった」と、フォローも忘れなかった。 【了】 サッカーマガジンゾーン ウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images