ウェールズ史上初のユーロ本選出場へ “復活のエース”ベイルに命運を託す

「ベイルはマシーンだ」と指揮官が絶賛

 レアル・マドリードのウェールズ代表MFギャレス・ベイルが、負傷明けながらもユーロ2016予選に向けて代表選出され、同代表を率いるクリス・コールマン監督から「マシーンだ」との称賛を受けている。スペイン紙「マルカ」が報じている。
 ウェールズはユーロ2016予選のグループBに属しており、第8節終了時点で5勝3分と、強豪ベルギーを抑えて無敗で首位をキープしている。
 次節のボスニア・ヘルツェゴビナ戦で勝利を収めれば、残り1試合を残して本戦出場が確定する。ウェールズにとっては、史上初のユーロ参戦という偉業を達成することになる。
 クリス・コールマン監督は、躍進を続けるチームをけん引しているエースのベイルに惜しみない賛辞を贈った。
「ベイルは我々にとって、この大会で大きな助けとなった。ゴールだけではなく、オールラウンダーなパフォーマンス、チームを引っ張るメンタリティにおいてもそうだ。我々にとって信じられないほど重要な存在だ。これからの大事な2試合で彼ほどの選手を欠くことを望んでいない。ベイルはマシーンだ。驚異的なアスリートだよ」
 ベイルは9月15日の欧州チャンピオンズリーグ予選のシャフタール戦で左ふくらはぎを損傷し、2週間の戦線離脱を余儀なくされているため、10月10日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦が負傷明け後、初の試合出場となる。
 試合勘は鈍り、フィジカルコンディションも万全ではないだろう。それでもウェールズが誇る絶対的エースの左足には、ユーロ本戦初出場という歴史的偉業への大きな期待がかけられている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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