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ミラン本田に試練か 栄光の10番の前任者がトップ下ライバル急浮上
ボアテングが来年1月の契約を見据えミラン練習参加へ
ACミランがトップ下の補強候補として日本代表MF本田圭佑の先代の背番号10を獲得する可能性が急浮上している。地元テレビ「メディアセット」が報じている。
2010年から13年6月までミランでプレーしたガーナ代表MFケビン・プリンス・ボアテングが1日にミランの練習に参加することが決定したという。ボアテングはミランで公式戦100試合出場。12年シーズンに背番号10を託された。13年にシャルケに移籍したが、15年5月に契約解除となっていた。現在フリーエージェントのボアテングは所属先を探していた。1日にミランのトップチームの練習に合流し、コンディション次第ではミランは獲得を検討するという。
また、クラブも公式にこの事実を認め、ボアテングが12月31日までトップチームの練習に参加することを発表した。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」では、この動きを1月の移籍市場での契約を見据えたものであるとして報じている。
今夏の移籍市場で約120億円の補強を展開しながらリーグ開幕6節までを3勝3敗で11位と苦しむミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、トップ下の人選に苦慮している。4-3-1-2システムのトップ下のポジションで、本田、元U-21スペイン代表MFスソ、イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラをテストしてきたが、誰も輝けていないという現実がある。
約3か月後、本田の前任者として10番を背負ったプリンスが、ポジションを争う最大のライバルとして立ちはだかっているかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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