香川VIP待遇だ! ELのギリシャ遠征回避、4日の首位バイエルン戦に温存

開幕7試合連発中のオーバメヤンら主力5人は帯同せず

 日本代表MF香川真司が10月1日の欧州リーグ敵地PAOKテッサロニキ戦で温存されることが明らかになった。クラブの公式サイトで発表された。
 65日間で14試合という強行日程を乗り切るためにトーマス・トゥヘル監督は大きな決断を下した。香川は4日に控える敵地バイエルン・ミュンヘンとの大一番に備え、ギリシャ遠征メンバーから外れる特別待遇を受けた。
 指揮官は「選手を起用しすぎないように注意する必要がある」と語っている。
 今季リーグ2得点4アシストと復活を印象付けている香川のみならず、開幕7試合連続ゴール中でブンデスリーガ記録を樹立したFWピエール・エメリク・オーバメヤン、ギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロス、ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン、主将のDFマッツ・フンメルスという主力5人がチームの移動便に乗らずに、国内で調整を続ける。
 公式サイトでは「5人のキープレーヤー」とリポートしており、クラブでの香川の存在感の大きさを示している。香川は前節ダルムシュタット戦で絶妙なクロスでゴールを演出したが、2試合連続ドローに終わった。チームの今季公式戦11試合連勝記録もすでにストップしている。
 開幕7試合全勝中の絶対王者バイエルンを倒すべく、香川は休養十分で一大決戦に臨むことになる。
【了】
 
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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