守護神問題に悩むモウリーニョ 流転の元イタリア代表GK緊急補強へ

今夏に悪童へのダメ元オファーで話題に

 チェルシーは、正守護神のベルギー代表ティボ・クルトワの長期離脱で手薄となったGKの緊急補強として、元イタリア代表のマルコ・アメリアを練習参加させていると、英地元紙「デイリー・ミラー」などが報じている。
 チェルシーは今季開幕前に宿敵アーセナルにチェコ代表GKペトル・チェフを放出し、ストーク・シティからボスニア・ヘルツェゴビナ代表GKアスミル・ベゴビッチを獲得した。クルトワと二頭体制を整えてシーズン開幕を迎えたが、昨季圧巻のパフォーマンスで優勝に貢献した正守護神がまさかの膝の故障で離脱してしまった。ベゴビッチの控えは、21歳のルーキーGKジャマール・ブラックマンと、盤石なはずのGK陣は一気に脆弱化していた。
 UEFAチャンピオンズリーグでポルトに敗れ、リーグ14位と不振のチームにスペシャル・ワンが動いた。ACミランなどでプレーし、2006年ドイツW杯優勝メンバーの元イタリア代表アメリアに白羽の矢を立てた。アメリアは昨季セリエBペルージャでプレー。今季はイタリア3部相当のルーパ・カステッリ・ロマーニで名誉会長を務めていた。リバプールで戦力外状態だったFWマリオ・バロテッリに対してミラン移籍前に、助け舟のオファーを出したことでも話題となっていた。
 近年、流転を続けているイタリア人守護神は、窮地のチェルシーを救う解決策となるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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