浦和の“4番”は「大事なところで決めるCB」 鈴木大輔が新天地で目指すDF像とは?
柏から移籍、指揮官から「チームを勝たせるリーダーシップを学びたい」
今季J2の柏レイソルからJ1浦和レッズに移籍した元日本代表DF鈴木大輔は、16日に新加入選手会見に臨み「4番」の背番号とともに「背番号の数だけタイトルを取る」と宣言。そして、オズワルド・オリヴェイラ監督から勝利へのリーダーシップを学びたいと話した。
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鈴木は08年にアルビレックス新潟でプロ生活をスタートさせると、13年に柏へ移籍。その後16年にスペインのヒムナスティック・タラゴナへ移籍し、昨夏には柏に復帰してプレーした。その間にロンドン五輪で全6試合にフル出場し、13年には国内組で臨んだ東アジアカップ(現・E-1サッカー選手権)で日本代表デビューも果たしている。
浦和への加入にあたり「浦和レッズのような歴史あるビッグクラブに加入できたことを誇らしく思います。今まで対戦相手としてプレッシャーを感じていたレッズのユニフォームに袖を通して胸が熱くなりましたね」と笑顔。そして「自分が道を決める時には人生を考える。サッカー選手としてだけ考えると、周りの目や声を気にしてしまいがち。厳しい環境に身を置いてイチからアピールすることで成長できると思っている」と決断の理由を話した。
浦和は昨年4月からオズワルド・オリヴェイラ監督が率いているが、鈴木はその印象を「昨シーズンの対戦の印象では、時間の使い方が上手い。最適なプレーの選択を求めている。勝ちに対してしたたか。同時に激しさがある」と話す。そして「どのように勝つのか、それを学びたいですね。チームを勝たせるリーダーシップというものを学びたいと思っているので、それが学べると思っています」と、名将の指導を受けることへの意気込みを話した。
鈴木がタイトルの数と掲げた「4番」は、浦和では元日本代表DF田中マルクス闘莉王(現・京都サンガF.C.)や、DF那須大亮(現・ヴィッセル神戸)がつけてきた。鈴木は「偉大な先輩がつけてきた番号。レッズの4番には得点力があり、大事なところで決めるセンターバックという印象がある」と話す。セットプレーからのゴールもまた、新天地で期待されることの一つだ。