ミラン主将が悪童バロテッリの更生に慎重論 「クリスマスまで様子を見よう」

内外から集まる称賛の声

 FWマリオ・バロテッリは、22日のウディネーゼ戦でリバプールからACミランへの復帰後初スタメン、初ゴールをマークした。クラブ内外からプレー面や人間的な成長に称賛を受けているが、主将のイタリア代表MFリッカルド・モントリーボは慎重論を唱えた。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が伝えている。
 ウディネーゼ戦に先発したバロテッリは、試合開始5分に芸術的な直接フリーキックを決め、チームの勝利に大きく貢献した。相手DFのマークは厳しく、3人の相手選手がこの悪童へのファウルによってイエローカードを受けるほどだった。しかし、プレ ーの中で自身もイエローカードこそ受けたものの、相手選手に報復行為に出るようなことはなくプレーを続行。試合後に「オレを挑発したい奴らがたくさんいた」と語るにとどめた。
 こうした態度に、チームの強化責任者であるアドリアーノ・ガッリアーニCEOは「バロテッリはプレーヤーとしても人間としても生まれ変わった」と語り、シニシャ・ミハイロビッチ監督も「まだまだ成長しなければならないが」と前置きしつつも「今日のマリオはパーフェクトだった」と絶賛した。クラブOBのレオナルド氏も「今、彼は成熟する時期に入ろうとしている」と語っており、クラブ内外から、その変化を評価されている。

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