戦力外男がまさかの2発! 公式戦連敗のアーセナルがノースロンドンダービー制する

今季初出場の元フランス代表MFフラミニが爆発

  アーセナルは23日にリーグカップの3回戦でトットナムと対戦。敵地で迎えた今季初のノースロンドンダービーは開幕前に戦力外の扱いを受けていた元フランス代表MFマテュー・フラミニが2得点の大活躍で、2-1の勝利を飾った。中盤の汗かき役が披露した予想外の爆発は多方面から絶賛された。
 フラミニは前半26分、MFチェンバレンのミドルシュートのこぼれ球に素早く反応した。相手GKが弾いたところを左足で押し込んで先制ゴールを決めた。
 アーセナルは後半11分にはDFチェンバースのオウンゴールで同点に追いつかれてしまうが、後半33分に突き放す。FWサンチェスのパスがカットされたクリアボールが、トットナムゴール前にふらふらと高く上がる。これに反応したのはまたしてもフラミニ。落下点にいち早く走りこむと、ボールの落ち際をダイレクトボレーで叩く。強烈なシュートが見事にゴールネットを揺らした。
 31歳のベテランは、かつてクラブの中心として攻撃のタクトを揮ったMFセスク・ファブレガス(現チェルシー)を支える名参謀として2008年にACミランへ移籍するまでボランチとしてチームの勝利に大きく貢献した。しかし、移籍先ではレギュラーの座を獲得できず、13年シーズンに復帰してからは出番が限られた。今季開幕前にアーセン・ベンゲル監督から「移籍して構わない」と通告されたと地元メディアに報じられ、実質戦力外状態だった。今季初出場で意地を見せた男の活躍に、ネット上でも称賛と驚きの声が入り混じっている。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」では各方面からのフラミニに関するコメントを紹介している。

 

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