高倉監督、なでしこJのアジア大会優勝に感じた課題 「世界一を取ると言うには…」

「また練習しようと声を掛けます」

 今大会は全て国内リーグでプレーする選手で構成された。中盤に落ち着きをもたらすMF阪口夢穂(日テレ・ベレーザ)も負傷で欠き、コンバートで回したポジションもある。それでも最終的にチームが団結して勝利を目指す姿勢は不変だった。

 来年には女子ワールドカップ(W杯)が開催されるだけに、「内容的には攻守とも世界一を取るというには課題が多いと選手も感じたはず」と指揮官も話す。それでも、金メダルという結果には「勝って終わるのは素晴らしいし、みんなで喜びたい」とチームを称えた。

 高倉監督は「また練習しようと声を掛けます」と、選手たちにさらなる向上を求める考えを明らかにした。2大会ぶりにアジア大会の金メダルを手にしたチームは、来年フランスで開催される女子W杯に向け、8年ぶりの頂点に相応しいチームに成長していけるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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