21歳新鋭、“ドイツ人DF史上最高額”47億円でPSG移籍 ボアテングの去就に影響は?
シャルケのケーラーと5年契約、噂されたボアテングはバイエルン残留が濃厚?
パリ・サンジェルマン(PSG)は16日、シャルケから21歳のドイツ人DFティロ・ケーラーを獲得し、5年契約を結んだことを発表した。移籍金は明かされていないが、3700万ユーロ(約47億円)と報道されており、独誌「キッカー」は「ドイツ人のDFとして最高額」と伝えている。
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ケーラーは昨年のU-21欧州選手権で優勝したU-21ドイツ代表メンバー。PSGではベテランのセンターバックであるブラジル代表DFチアゴ・チウバの後継者となることが見込まれている。
ケーラーは「ヨーロッパの誰もがPSGのプロジェクトが大きくワクワクするものであることを知っている。成長していくうえで、そして自分の目標を達成するうえで、これ以上のクラブは考えられない」と喜びのコメントを残した。
トーマス・トゥヘル監督は「彼の人間性を気に入っている」と、U-21ドイツ代表で主将を務めたケーラーを称賛。「足が速く、守備的などのポジションでもできる。両足が使え、守備的MFもこなすことができる。どの監督も獲得したいと思う選手だ」と歓迎の意を示した。
PSGはバイエルンのドイツ代表DFジェローム・ボアテングを狙っているとされてきたが、ケーラーを手に入れたことでボアテングの移籍がなくなるとの見方もある。独紙「エクスプレス」は、ケーラーのPSG移籍が本決まりとなった段階で「ケーラー、ボアテングの職を横取り!」「ボアテングのバイエルン残留はさらに確かなものになりそうだ」と報じていた。
ボアテングはマンチェスター・ユナイテッドのオファーを断った後、PSGと交渉しており、一部では数日中に契約合意とも伝えられていた。しかし、トゥヘル監督は若い選手を好んで使うことで知られているうえに、バイエルン側がボアテングにつけた値段は強気の5000万ユーロ(約63億円)と報じられている。果たしてPSGは今夏、二人目のドイツ人DFを獲得することになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)