ブラジルに痛恨の離脱者 “切り札”のD・コスタが右太もも負傷、ドクターが欠場を示唆

ブラジル代表ドウグラス・コスタが右太ももを負傷【写真:AP】
ブラジル代表ドウグラス・コスタが右太ももを負傷【写真:AP】

後半39分頃に負傷 そのままプレー続行でアシストを記録も代償は大きく…

ワールドカップ(W杯)優勝を狙うブラジル代表に痛い離脱者が発生した。ロシア大会グループリーグ第2戦のコスタリカ戦で後半から出場したFWドウグラス・コスタが、右太ももの故障で少なくとも第3戦のセルビア戦を欠場するという。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」などが報じている。

 コスタは必勝を期したコスタリカ戦で、0-0で迎えた後半頭から右ウイングで起用された。しかし、同39分頃に右太ももを痛めたという。チームドクターのロドリゴ・ラスマル教授は「彼は試合中には報告してこなかったが、右太ももの筋肉に問題がある。走れなくはないが、スピードは出せない。少なくともセルビア戦には連れて行かず、(ベースキャンプ地の)ソチに残す。大会中に復帰できるように力を尽くしたい」と見解を示した。

 後半アディショナルタイム6分、コスタは痛めた右足でネイマールのゴールをアシストしていた。負傷時点で交代を要求せず、結果的にチームの勝利に貢献したが代償は小さくなかったようだ。コスタについて、大会前から所属クラブのユベントスで痛めた左太ももに問題があったことを明らかにしたラスマル教授だが、「それとは別の箇所だ」と新たな負傷だと明かしている。

 右サイドで2戦連続スタメンのFWウィリアンが期待通りのパフォーマンスを見せられていないなか、コスタの活躍はブラジルにとってW杯での希望を見出すものになるはずだったが、失意の離脱となった。王国にとって貴重な左利きのウインガーは、ロシアで再びピッチに立つことができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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