メキシコに完敗の韓国、W杯敗退危機に母国紙も悲観 「赤信号」「守備はお手上げ」

グループリーグ敗退危機に直面している韓国代表【写真:Getty Images】
グループリーグ敗退危機に直面している韓国代表【写真:Getty Images】

2戦連続でPKを献上するなど流れをつかめずに2連敗

 韓国代表は現地時間23日、ロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦でメキシコと対戦。初戦で王者ドイツを下したメキシコに主導権を握られて1-2で敗れ、グループリーグ敗退危機に直面した。母国の韓国メディアも「シン・テヨン号、W杯ベスト16進出赤信号」「守備はお手上げ」と2連敗を喫したチームの苦境を伝えている。

 韓国は前半26分、JリーグのFC東京でプレーするDFチャン・ヒョンスが相手のクロスを腕で阻止してしまい、ハンドでPKを献上。これをメキシコFWカルロス・ベラに決められて先制を許した。後半21分にも、メキシコの得意のカウンターの餌食となって2失点目。後半アディショナルタイムにエースのFWソン・フンミンが強烈なミドルシュートを突き刺して1点を返したが、そのまま1-2で敗れた。

 韓国紙「日刊スポーツ」は、W杯2戦連続でPKを献上し、メキシコの強力なカウンターに屈した守備を「お手上げ」と表現。自力でのグループリーグ突破が消滅し、「2連敗 シン・テヨン号、W杯ベスト16進出赤信号」「W杯ベスト16進出が事実上難しくなった」と崖っぷちの状況を伝えている。

 27日のグループリーグ最終戦は王者ドイツ。韓国はこの絶体絶命の状況から奇跡の脱出を遂げられるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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