伊藤が涙…酒井所属のハンブルガー、リーグ創設以来55年でクラブ史上初の2部降格
リーグ最終節ボルシアMG戦、酒井と伊藤が先発で勝利 終盤に10分以上中断のアクシデント
日本代表DF酒井高徳、MF伊藤達哉の所属するドイツ1部ハンブルガーSVがクラブ史上初めて2部リーグ降格が決まった。
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ブンデスリーガは12日に最終節の9試合が同時にキックオフ。自動降格圏の17位で迎えたハンブルガーSVは9位ボルシアMGと本拠地で対戦した。
ハンブルガーが残留するには勝利が最低条件というなか、前半11分にFWアーロン・ハントのPKで先制。同28分にFWヨジップ・ドルミッチにゴールを許して追いつかれるも、後半18分にはMFルイス・ホルトビーの勝ち越しゴールが生まれた。
しかし、試合終了間際にスタンドから発煙筒が投げこまれて試合は10分以上も中断するアクシデントが発生。警備隊が出動する大騒動となった。その間に勝点2差で16位だったヴォルフスブルクがケルンに4−1で勝利したため、この時点でハンブルガーSVの降格が決まった
試合の再開を待っている間に降格決定を知ったのかハンブルガーSVの選手たちは一様に落胆した様子を見せた。スタメン出場の伊藤はピッチで涙を浮かべた。アディショナルタイム突入から17分が経過したところでようやく試合が再開。程なくして試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
勝利も虚しく、ハンブルガーSVは逆転残留を勝ち取ることはできず、ヴォルフスブルクが2部3位ホルシュタイン・キールとのプレーオフへ回る。
ブンデスリーガ3度の優勝を誇る古豪は1963年のリーグ創設以来55年間トップリーグでの戦いを続けてきたが、ついに初降格となった。
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