1月の現役引退発表後、初の来日となったロナウジーニョが“サムライ動画”をアップ

　元ブラジル代表FWロナウジーニョは今年1月に現役引退を発表し、様々な活動を行うなど各地を精力的に回っている。イベントに出席するため3月下旬に来日したブラジルのファンタジスタは、来日中の動画を自身の公式インスタグラムに投稿。日本刀を持ち、笑顔でポーズを取る様子を公開すると再生回数は150万回を超え、ファンから「完璧」「クール」「ようこそ日本へ」など反響を呼んでいる。

　現役引退を発表してから初の来日となったロナウジーニョ。「国の文化を知ることはとても素晴らしい。信じられない！」とコメントを記し、約40秒の動画をアップした。動画ではロナウジーニョが日本刀を手渡され、少し戸惑いながらも両手で刀を握る様子からスタートする。指導者の指示に従って右足を少し前に出し、腕や刀の角度を微修正して“最終形態”が完成した。
　
　その様子を周囲で見守っていた人たちからは「サムライ！」と驚きの声が上がるなど、独特の雰囲気を醸し出す姿を見せつけている。しばらくポーズを取り終えた後、指導者に日本刀を返却。鞘に刀を収めて状態で改めて手渡されると、郷に入っては郷に従えとばかりにペコリとお辞儀して感謝を示した。

　返信欄ではファンから「ようこそ日本へ」「完璧」「クール」「本物だ！」「先生！」「ブラジル人サムライ」など称賛の言葉が並んだ。また俳優トム・クルーズが米軍人の主人公に扮し、武士道精神に触れる時代劇映画「ラストサムライ」を引き合いに出し、「トム・クルーズが呼んでいる。ラストサムライ2に出られる」との声も上がっている。

　ロナウジーニョはその後も続けざまに日本での様子を投稿し、「とても愛情深い日本に感謝！」と思いを綴った。サムライ気分も味わったブラジルの名手は、日本で有意義な時間を過ごしたようだ。