ネスタ氏が株式売却の可能性浮上の古巣ミランに警鐘鳴らす

「海外の投資家はイタリアに商売をしに来ているだけに見える」

 ACミランの有力OBで元イタリア代表DFのアレッサンドロ・ネスタ氏が株式を売却する可能性のある古巣に警告を発している。衛星放送「スカイ・イタリア」にコメントしている。

「ミランは厳しい時期を過ごしている。次の会長が誰になるのかは分からない。混乱の時期でチームはその被害を受けている。私は全ての問題が解決し、クラブが再び勝ち出すことを求めている」

 ネスタ氏はこう語っている。

 ミランではセリエAと欧州チャンピオンズリーグの優勝を各2回経験。かつてミランを率い、現在ユベントスを指揮するマッシミリアーノ・アッレグリ監督からは「イタリア史上最高のDF」と称されたほど。そのネスタ氏は古巣とセリエAの現状を案じているようだ。

「過去の会長は消え去った。モラッティやベルルスコーニのような人々にも投資するほどの情熱はなくなった。海外の投資家が数多くやってきているが、イタリアに商売をしに来ているだけに見える。そうではないことを祈るが」

 同氏はそうコメントしている。

 クラブの持ち株会社フィニンベストはタイの実業者ビー・テチャウボン氏らアジアの投資家グループと株式の売却交渉を継続。インテルはマッシモ・モラッティ元会長の手を離れ、インドネシア人オーナーのトヒル会長が実権を握っている。ネスタ氏は過去に数々の栄光を勝ち取ったミランがファンドグループの営利目的のツールとなりかねない現状を憂いているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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