「こんな感じか、と」 16歳FW久保建英、“ACL王者”浦和との開幕戦で得た感覚

後半27分から途中出場、FW永井と2トップを組む

 FC東京の16歳FW久保建英は、24日に行われた浦和レッズとのJ1開幕戦で後半27分から途中出場。昨季のAFCチャンピオンズリーグ王者に輝いた相手との球際の競り合いには、「こんな感じか」と冷静に受け止めていた。

 久保は途中出場で2トップの一角に入り、同じく交代出場のFW永井謙佑とコンビを組んだ。浦和のボール保持率が高くなる展開だったため、タッチ数は多くなかったが、 交代出場時の「間が空いてくるので、そこを使って攻めてくれと言われた」という長谷川健太監督の指示通り、不用意なボールロストもなく安定したプレーでボールをつなぐなど、ピッチ上にいることに全く違和感のないプレーぶりだった。

 浦和の選手たちも厳しく体を寄せる場面があり、そこではボールをキープしきれない場面はあった。それでも久保は「こんな感じか、と。強いのは分かっていたので」と、一つの経験として冷静に受け止めていた。

 最もゴールに近づいたのは後半アディショナルタイム、味方とのパス交換で前方がフリーになったところで左足シュートを放った。しかしこれはミートしきれず、GK西川周作の正面に転がった。久保はこのプレーについて「打とうと思ったけど、パスに切り替えた。戻してくれたらいいと思っていたけど、イメージ通りでした」と、周囲との連動でシュートに持ち込んだことに手応えを得ていた。

 ピッチ上で小さくない存在感を示した16歳は、「次はゴールに関与していきたい」と話した。話題性の問題ではなくチームにアクセントを加える戦力として、久保は今季のリーグ戦におけるFC東京アタッカー陣の中で輝きを放っていきそうだ。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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