ミラン時代の教え子が救世主に!? セードルフ監督、デポルティボ再建へ“SOS補強”か

元ガーナ代表MFムンタリが練習参加、昨夏から無所属状態の33歳が窮地の名門を救うか

 スペイン1部デポルティボ・ラコルーニャの新監督に就任した元オランダ代表MFクラレンス・セードルフ氏が、チームの立て直しとしてACミラン監督時代の教え子に白羽の矢を立てた模様だ。クラブ公式サイトで、元ガーナ代表MFサリー・ムンタリの練習参加を明らかにしている。

 ムンタリは2012年から15年にミランでプレーし、14年にミランで監督を務めたセードルフ氏から指導を受けた。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、「セードルフがムンタリに“SOS”の電話をすると、ムンタリは即座にイエスの返事を返した」と報じ、セードルフ監督が直々の誘いをしたと伝えている。

 ムンタリは昨季にイタリアのペスカーラでプレーしていたが、夏に契約が終了。半年間無所属の状態となっていたため、まずは練習に参加させ、クラブは正式契約するかどうかの判断を行うとしている。

 セードルフ監督は、先日デポルティボの今季三人目の指揮官として就任。その会見で「熱々のポテトを食べるのが好きだ」と、厳しい状況にあるチームの再建に強い意欲を見せていた。冬の移籍市場が終了している今、フリー状態の教え子をチームに呼び込もうとしている。

 ガーナ代表として3回のワールドカップにも出場している33歳のベテランは、セードルフ監督にとっての救世主として期待されているようだ。調子に波はあるものの、30メートル級の強烈ミドルを決めるシュート力を備えるガーナのファイターは、残留争いに巻き込まれている名門を救うことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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