「全てを兼ね備えている」 清武弘嗣が絶賛、感銘を受けた3人のJリーガーを告白

最初に挙げたのは川崎のMF家長、攻撃センスに加えて「守備まですごいしていた」

 スペインの強豪セビージャから17年2月に古巣のJ1セレッソ大阪に舞い戻った日本代表MF清武弘嗣にとって、復帰1年目は怪我に泣かされたシーズンでもあった。開幕前に右太腿裏を痛め、それが影響して今度は左大腿四頭筋損傷で離脱。そして故障が完治し、いよいよ輝きを放とうとした6月のベガルタ仙台戦で左ハムストリング筋を損傷し、思わぬ長期離脱を強いられた。

 大阪を離れ、都内で治療に専念する日々。ボールを蹴るどころか、走ることもままならず、心からサッカーに飢えていた。だからこそ、シーズン終盤の秋にようやくピッチに戻り、ルヴァンカップでクラブ史上初タイトルを手にした時、その喜びはひとしおだった。

 その後、リーグ戦はルヴァンカップ決勝で打ち負かした川崎フロンターレが大逆転で初優勝を飾ったが、ライバルの残像が清武の脳裏には深く刻まれているようだ。

 17年シーズンに「感銘を受けた3人の選手」について訊くと、最初に名前を挙げたのは31歳のMF家長昭博についてだった。清武と同じく、スペイン(マジョルカ)でプレーした元日本代表についてこう評している。

「今年は守備まですごいしていましたよね。全てを兼ね備えている選手が、守備までできたら、ね……」と絶賛。ただでさえ日本屈指の攻撃センスを持つ家長が、守備でも大きく貢献し、攻守両面で存在感を放つ姿が目に焼きついているという。

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