香川が“欧州初挑戦”で手にしたドルトムント移籍と栄冠に感謝 「今だったら不可能なこと」

 

2010-11シーズンに21歳で加入し大活躍 チームも9季ぶりに復活の優勝

 ドルトムントのMF香川真司が、21歳でドルトムント移籍を果たした当時のことを振り返り「今だったら不可能」と語っている。ドイツ地元紙「ルールナハリヒテン」紙のインタビューで本音を明かした。

 ドルトムントと言えば、UEFAチャンピオンズリーグ制覇(1996-97シーズン)の経験を持つ名門クラブだが、2004-05シーズン途中に破綻寸前まで追い込まれるなどの経営危機により、その後は低迷期を迎えていた。しかし、香川がセレッソ大阪から加入した2010-11シーズンに9シーズンぶりとなるリーグ制覇を果たすと、翌年にはリーグとDFBポカール(国内カップ)の二冠を達成。若手の発掘・育成で成果を挙げ、安定した強さを取り戻した。

 復活を遂げたドルトムントの象徴的な存在となった香川は、ファンからも絶大な支持を受けている。「たまたま優勝できたっていうのもありますし、入った年に。ダービーで活躍できたっていうのもあるので、それは本当に感謝したい」と語るなど、本人も加入当初の印象が大きく影響していると話している。

 ドルトムントほどのビッグクラブ、それも欧州初挑戦でこれだけインパクトを残した日本人選手は他にいないだろう。香川も、「日本から直接BVBのようなクラブに移籍するなんて、今だったら不可能なこと」と語っている。欧州では無名だった香川がドルトムント移籍を勝ち取り、大活躍した衝撃は本人としても大きなものだったようだ。

 

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