サッカー史に残る高額移籍金が発生した「ベテラン10人」 日本代表選手と共闘した名手も選出

英メディアが30代にして高額移籍した選手をランキングで紹介

 欧州サッカー市場は、フランス代表FWウスマン・デンベレ(バルセロナ)や同代表FWキリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン)ら10代の若手に、「100億円」の値札がつくことは珍しくなくなった。年齢を重ねるたびに移籍金は減額するのが通例となるなか、英サッカーメディア「90min」スペイン語版は、30代にして高額な移籍金で“引き抜かれた”選手のランキングを紹介。トップ10には、日本人選手と共闘した選手も名を連ねている。

 10位は、チリ代表の守護神クラウディオ・ブラーボ(マンチェスター・シティ)。ジョゼップ・グアルディオラ監督がGKスキルとともに足下の技術を買い、2016年夏の移籍市場で加入。当時33歳のブラーボ獲得に、シティは1800万ユーロ(約23億4000万円)を費やしたが、加入初年度の昨季は失点に直結するミスを連発し、今季はブラジル代表GKエデルソンの控えに甘んじている。

 6位タイには、移籍金2000万ユーロ(約26億円)で4人が並ぶ。1人目は、今夏フィオレンティーナからミランに買い取り義務付きのレンタル移籍で加入したニコラ・カリニッチだ。現在29歳のクロアチア代表FWだが、完全移籍が締結される2018-19シーズンには30歳となる。2016-17シーズンに15ゴールを挙げ、今季も現地時間17日のセリエA第4節ウディネーゼ戦で初得点を含む2ゴールを奪い勝利に貢献している。

 続いて、今夏にPSGからユベントスに移籍したフランス代表MFブレーズ・マテュイディ。今年で30歳になった中盤のオールラウンダーは、リーグ戦ここまで6試合すべてに出場しており、ユーベの目利き能力の高さを象徴している。

 同じく移籍金2000万ユーロでも、対照的なのはフランス代表DFジェレミー・マテュー(現スポルティング・リスボン)だ。189センチの長身を生かしたCB兼SBとしてバレンシアで存在感を放ち、31歳となった2014年にバルサへ加入。しかし、ライバルとの競争に勝利できずバックアッパーにとどまり、今夏「ゼロ円移籍」でチームを去った。

 


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