このゴールは“反フェアプレー”か否か 独3部で乱闘寸前となったワンプレーが議論呼ぶ

負傷者のためにプレーを止めた相手選手からボールを奪い、そのままゴール

 ドイツ3部リーグの第8節、カール・ツァイス・イエナ対SVメッペン戦で起こったプレーがSNS上で議論を呼んでいる。

 問題のシーンは、ホームのイエナが0-2とリードされて迎えた後半12分。メッペン陣内での競り合いで両軍の選手が足からボールを奪いに行き、イエナのFWギュンター・シュミットが足を痛めてピッチにうずくまったところから始まる。こぼれ球を受けたメッペンのMFニコ・グラナトウスキーは、ボールを足もとに置きながらピッチに倒れるシュミットを指さし、主審にゲームを止めるよう促すが笛は吹かれない。

 すると完全に立ち止まったグラナトウスキーに対してプレッシャーをかけたイエナの主将FWソレン・アイスマンは、素早く距離を詰めてボールをかっさらうと、そのままドリブルで持ち込み、ペナルティーエリア外からシュートを突き刺した。

 このプレーに納得がいかないメッペンの選手たちは、涼しい顔をして自陣に戻るアイスマンを追走。両軍の選手が入り乱れて激しい口論が繰り広げられたが、ゴールの判定は覆らず。試合はその後、後半37分に再びアイスマンが決めて、2-2のドローで幕を閉じた。

 

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