森保Jは「機能すれば他の追随を許さない」 開催国メディアが分析…指摘した懸念点とは?

ESPNが日本代表を分析【写真:徳原隆元】
ESPNが日本代表を分析【写真:徳原隆元】

スポーツ専門局「ESPN」が42チームのデータを分析

 来年行われる2026年北中米共催ワールドカップ(W杯)について、開催国の1つ米国のスポーツ専門局「ESPN」が決定している出場42チームのデータ分析をベースにした紹介をしている。

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 48チームに拡大された大会で、グループリーグは12に分けられて各組の2位以上と3位のうち上位8チームの合計32チームが決勝トーナメントに進む。日本は史上初のポット2入りも果たし、これまでの最高成績ベスト16を超えることが期待されている。

 その日本について分析では「組織力による創造性と効率性」と総括され、アジア予選での力関係を背景にして主に攻撃的な能力が高いチームだとされている。

「ゴール期待値『30.18』での51得点で予選を突破した。188回のチャンスメーク、149本のキーパスを記録し、ボールを賢く動かすことが強調される。ハイプレスと鋭いポジションローテーションにより、ライン間に常にフリーの選手を生み出す。コーナーキックは6本を成功させた。3バックの攻撃的なプレーは、ウイングバックが高い位置に出すぎるとスペースを空けてダブルボランチに大きな負担をかける可能性もあるが、機能すればアジアでは他の追随を許さないペースでチャンスを生み出す」

 優勝候補の筆頭と見られるスペインは「現代的な大変革」とされ、ボール保持率の高さだけでなく「PPDA」という敵陣で相手に許したパス本数を守備アクションの数で割った、ハイプレスをどれくらいかけるかの指標になる数字が「9.76」というかなり小さい数字になることからも、「純粋な『ティキ・タカ』の時代は過ぎ去った」として現代的なサッカーに変化しているとした。

 他では前回準優勝のフランスを「シュート数が驚異的に少ない」として「守備第一」と評した他、ポルトガルを「中盤のバランスが欠けている」とするなど、バッサリ斬る批評もあった。同様に南米勢は前回優勝のアルゼンチンが「同じプラン、ただ年齢を重ねただけ」とされ、ブラジルは「まだ発展途上?」と疑問符がつけられた。

 伏兵と見られるチームでは、ラルフ・ラングニック監督率いるオーストリアが「ヨーロッパの執拗なプレッシングマシン」とされ、ノルウェーは「アタッキングサードで容赦ない」とされた。「南米のシュートマシン」とされたコロンビアなど、世界各国から侮れないチームが集う。

 全体的に見れば好意的に評価されている感のある日本だが、世界の強豪との対戦でアジア予選を席巻した攻撃力をどれだけ見せられるか注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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