23歳日本代表がゴール量産の訳「自分も気付けなかった」 得点ランク首位タイに…得意料理も告白

INAC神戸の吉田莉胡は6ゴールで得点ランク首位タイに
WEリーグINAC神戸レオネッサFW吉田莉胡は今季すでにキャリアハイを記録し、得点ランクトップタイを走っている。ちふれASエルフェン埼玉から今季加入した23歳はリーグ第6節ノジマステラ相模原戦(5-1)でハットトリックを達成。9月17日は神戸市内で練習した。4連勝で首位に立つINACの“新エース”が得点量産の理由を語った。
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大一番を前にしても背番号9の吉田は落ち着いていた。21日に控える第7節浦和レッズレディース戦に向けて気持ちは昂りつつも、自信に満ち溢れていた。ここまで6得点。前節の相模原戦ではハットを記録し、2試合連続の5得点勝利に貢献した。
「試合を重ねるごとに自分のプレーの特徴だったり、練習中から周りの選手がすごく理解してくれ始めた。自分も選手のことを理解できるようになって、言葉を交わさなくても何がしたいか、わかるようになってきた。点も取れ出して、いい方向に繋がってきている」
今季からINACに加入。7月にはE-1選手権に臨んだなでしこジャパン(日本女子代表)に選出され、なでしこデビューを飾った。アンダー世代から牽引してきた吉田はここまでのキャリア、シーズン5点が最高だった。それでも今季は6試合ですでに6ゴール。あっさりとキャリアハイを達成し、存在感を高める。悩み抜いた移籍の選択だったが、宮本ともみ監督のもとでストライカーとして一皮剥けようとしている。
「常にゴール前、ゴールを取れそうな雰囲気があるところに入っていくと(監督から)言われています。今まで言われてこなくて、自分も気づけなかった。守備に追われる時間が多くてあまりゴール前に入っていけなかった。INACに来てゴール前にいいパスも出せる人も多い。今まで余計なことを考えすぎていたなと。自分の役割を整理して試合中もプレーできているなって思います」
課されたタスクを集中してこなすことで、ゴールにつながる。これが得点量産の秘訣だ。神戸に来て、環境にも慣れ、一人暮らしも充実しているという。「最近自炊するのが楽しくなってきて。練習が終わったら何を作ろうかなって調べながら決めるのが楽しいんですよ。これいけるかもって思ったのは肉じゃがです」。自らの身体をつくる食事にも気を使い、パワーを蓄える。ここからどこまでゴールを重ねるのか、吉田のシーズンに期待だ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)





















