フランス代表はEUROベスト4で敗退

　フランス代表は7月9日に欧州選手権（EURO）準決勝でスペイン代表に1-2敗れ、ベスト4で大会を後にした。エースのFWキリアン・ムバッペはスペイン戦で超絶アシストを披露。このクロスが、Jリーガーが見せた芸術的なピンポイントクロスに“酷似”していると話題になっている。

　グループステージを3連勝と1位通過したスペインは、決勝トーナメント1回戦でジョージア代表（4-1）、準々決勝でドイツ代表（2-1）を破り準決勝へ。一方フランスはグループステージを1勝2分で2位通過すると、決勝トーナメント1回戦でベルギー代表（1-0）、準々決勝でポルトガル代表をPK戦の末破り、スペインとの一戦に臨んだ。

　試合は序盤から一進一退の攻防が続くも、前半9分にムバッペが見せた。ペナルティーエリア左でボールを持つと、ボールをコントロールしながら、相手DFを駆け引きしてドンピシャのクロスを上げた。これをFWランダル・コロ・ムアニが頭で合わせて先制に成功。結果的にスペインの16歳FWラミン・ヤマルの活躍などで敗れたが、ムバッペの技術が光ったアシストだった。

　そのなかで話題となったのがガンバ大阪FW宇佐美貴史のクロスだ。6日のJ1リーグ第22節横浜F・マリノス戦で前半終了間際に追加点をアシストした場面だ。ムバッペと同じように左サイドでボールを持ち、相手DFを引き付けるとノールックで間を抜く鮮やかなクロスを供給。「ここしかない」というピンポイントの場所にMFダワンが飛び込み、追加点を挙げた。

　この2つのクロスについてSNS上では「宇佐美のクロスかと思った」「このあいだの宇佐美とそっくりのクロスだ」「なんか見覚えのあるクロスやなぁ…と思ったら」「エンバペさん宇佐美ちっくなクロスだ」「クロスが完全にマリノス戦の宇佐美」「エンバペのクロスは完全に宇佐美のクロスと被った」と大きな反響を呼んでいた。