115億円のバイアウト条項付き! スポルティングが21歳ポルトガル代表FWに異例の新契約を提示

両ウイングが主戦場で、ドリブルのテクニックやシュート感覚はすでに一級品

 ポルトガルの名門スポルティング・リスボンは、21歳でポルトガル代表に招集された期待の若手FWジェルソン・マルティンスに、驚愕の1億ユーロ(約115億円)のバイアウト条項を付けた契約を求めているという。ポルトガルメディア「ア・ボラ」が報じている。

 マルティンスは現在、スポルティングと2019年6月まで契約期間があり、契約当時にはポルトガルメディアで「4500万ユーロ(約52億円)にバイアウトが設定された」と伝えられていた。しかし、その後の成長でマルティンスは欧州屈指の若手として評価を高めている。そのため、クラブはその2倍以上の金額となる1億ユーロのバイアウト条項を盛り込んだ新契約を提示すると報じられた。

 両ウイングを主戦場にするマルティンスは、ドリブルのテクニックやシュート感覚はすでに一級品。ポルトガル代表としても、10月9日のロシア・ワールドカップ欧州予選アンドラ戦で代表デビューを飾った。スポルティングが育てた新星は、今まさに大きく羽ばたこうとしている。

 マルティンスは、かつてポルトガルの植民地だったアフリカ本土の西に浮かぶ島であるカーボベルデ共和国にルーツを持ち、若くしてスポルティングの下部組織からキャリアをスタートしている。そうした意味では、スポルティングの偉大なる先輩であるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと似たようなキャリアを歩んでいるとも言える。

 果たして、ポルトガルの新星はバロンドール3回受賞の偉大な先輩のように、超高額の移籍金とともにビッグクラブへ渡っていくことになるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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