ベッケンバウアー氏がW杯カタール大会、ロシア大会招致に絡む収賄問題でFIFAから調査

ガルシア氏の反論を受けて再調査へ

 元西ドイツ代表主将でFIFA理事を務めたこともあるフランツ・ベッケンバウワー氏が、2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会と、22年のカタール大会の招致に関するFIFA理事内の収賄問題などで調査を受けたことが明らかになった。英国営放送「BBC」が報じた。
 かつて「皇帝」と称された伝説のリベロは、10年12月に行われたW杯開催地を決するFIFA理事会で一票を投じた。
 英国や、フランスメディアが、このW杯招致に関する収賄疑惑を明るみに出し、批判が殺到した。FIFAも米国人弁護士マイケル・ガルシア氏に調査を依頼。このほどFIFAが調査結果と、ロシア、カタール大会の開催を改めて発表した。だが、ガルシア氏は、FIFAの公表した調査内容に事実とはかけ離れた部分が多く存在したと、意義を表明していた。
 今回は、ガルシア氏の反論を受けて、事実関係の再調査となったという。ベッケンバウワー氏以外にも次期FIFA会長候補のハロルド・マイン・ニコルス氏、スペインサッカー協会会長、ベルギーサッカー協会会長、タイサッカー協会会長も事情聴取を受けているもようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング