森保ジャパン欧州遠征の“収穫と課題”は? 「違いを作った」「先発でも危険だった」…AFCが2選手に注目

ドイツでの欧州遠征で2試合を戦った日本代表【写真:ロイター】
ドイツでの欧州遠征で2試合を戦った日本代表【写真:ロイター】

アメリカ&エクアドルとの強化マッチの出来にAFC公式サイトが言及

 9月のインターナショナルマッチウィークでは、カタール・ワールドカップ(W杯)に出場する各国が親善試合を行い、それぞれに世界最高峰の戦いに向けた準備を進めた。アジアサッカー連盟(AFC)は、インターナショナルブレイク明けの9月29日、公式サイトで「私たちがインターナショナルブレイクで学んだ6つのこと」と題した記事を掲載。森保ジャパンについても触れている。

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 日本代表はドイツのデュッセルドルフ・アレーナでアメリカ代表に2-0で勝利し、エクアドル代表と0-0で引き分けた。この2試合を振り返り、「活動を行ったアジアのチームの中で、日本ほど見出しになる結果を見せたチームはなかったかもしれない。アメリカに2-0に勝利したが、得点数はその圧倒した内容からは程遠いものであり、サムライブルーはデュッセルドルフで危ない場面がほとんどなかった。最初から最後まで試合を支配し、相手に1本も枠内シュートを許していない」と、アメリカ戦のパフォーマンスを評価した。

 その一方で、課題にも触れている。「森保一監督のチームは、ほとんどポジティブな面を見せたものの早い時間帯に試合に終止符を打つための道を探ることになるだろう。鎌田大地の前半のゴールは違いを作ったが、途中出場した三笘薫が個人の力で残り2分というところで立ち上がるまでは、アタッキングサードで明確なチャンスを作り出すことはできなかった」と、2点目を取ることに時間がかかったことを指摘した。

 また、エクアドル戦で先発11人を変えたなかで、先発した三笘については「得意としているスーパーサブの役割と同じように先発でも同じように危険だった」と評価。そして、2試合を通して一度もピッチに立たなかったMF旗手怜央について「セルティックのチームメイトである古橋亨梧が生き生きとプレーする様子を、サイドラインから90分間、見守らなければならず、今後、どういう扱いを受けるか待つことになる」としている。

 そして「スペインとドイツは別次元の相手になり、コスタリカも侮ることはできない。それでも2試合のクリーンシート(無失点)、選手をテストできたことで、森保監督はカタールW杯前最後のインターナショナルブレイクで勇気づけられたはずだ」と、成果を強調している。

 W杯に出場する2か国との連戦を終えた日本。その戦いぶりはアジアでも良い方向に受け止められているようだ。

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