「日本は組織化されている」 森保ジャパン、米国相手の戦いぶりを米記者称賛「プレッシャーにも冷静さを失わない」

日本代表がアメリカ代表から先制点を奪取【写真:ロイター】
日本代表がアメリカ代表から先制点を奪取【写真:ロイター】

立ち上がりから連動したプレスで主導権を握り、FIFAランク14位のアメリカを苦しめる

 森保一監督率いる日本代表は9月23日、ドイツ・デュッセルドルフでの国際親善試合でアメリカ代表と対戦。前線から連動したプレスで主導権を握り、前半27分にMF鎌田大地(フランクフルト)のゴールで先制した森保ジャパンを、米記者も「組織化されている」と高く評価している。

 カタール・ワールドカップ(W杯)に出場するアメリカとの対戦で、日本は前半13分にビッグチャンスを掴む。相手のGKを含めたビルドアップに対し、日本はFW前田大然(セルティック)を起点に連動したプレスをかける。左サイドにボールが出てきたところでMF久保建英(レアル・ソシエダ)がカット。すかさずペナルティーエリア内の鎌田にボールをつないだ。鎌田は相手GKとマット・ターナーと1対1になるも、右足のシュートは相手に止められ、会場のデュッセルドルフ・アリーナはため息に包まれた。

 迎えた前半25分、日本は高い位置でのプレスでMF伊東純也(スタッド・ランス)が相手のパスをカット。MF守田英正(スポルティング)につなぐと、守田が冷静に左へパス。ここで待ち構えていた鎌田が右足でゴール右にシュートを流し込み、VARのチェックを経て先制点が認められた。

 FIFAランキング14位のアメリカ相手に前半を1点リードで折り返した日本について、米メディア「CBS Sports Golazo」のニコ・キャンター記者は自身のツイッターで「日本は組織化されている。プレッシャーをかけられても冷静さを失うことはない。遠藤は中盤での守備の原動力で、アメリカにボールに関して考える時間を与えない。久保と伊藤は(セルジーノ・)デストと(サム・)バインズを抑えている。そして、鎌田は得点の仕方を知っている」と称賛。森保ジャパンの総合力に目が行ったようだ。

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