ハリル監督を悩ます日本代表“永遠の課題” 「もう少しリアリストに…」と決定力向上を要求

初戦でも散見された拙攻 「得点を仕留めるところに少し問題がある」

 日本代表は6日に、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2節の敵地タイ戦に臨む。UAE戦(1日/1-2)の敗戦から立ち直りたいバヒド・ハリルホジッチ監督は、「選手にはもう少しリアリストになってほしい」と決定力向上を第2戦への修正点として挙げている。

 絶対に負けられない初戦を落とした日本が次に挑むのは、敵地でのタイ戦だ。FIFAランキングでは日本の49位に対してタイは120位と日本が圧倒的に格上だが、タイも初戦はアウェーでサウジアラビアに0-1と健闘した。

 ハリル監督は敵地での一戦に向けて「国内でかなりいい試合をするのがタイ代表だ。すごく速くプレーし、連続プレーも速い」と警戒心を強めている。連敗は許されない状況だけに「次の試合に向けて強い気持ちを持っていかないといけない」と必勝を誓っている。「今のところ、選手たちも元気な様子で、素晴らしいトレーニングができている。この試合、勝利を探しにいく準備はできている」と臨戦態勢は整っている。

 まさかの黒星スタートで意気消沈した日本。多くのチャンスを作りながら得点できないという長年つきまとう決定力不足が原因となって、自ら苦しい状況を招いている。指揮官は相手に止めを刺す決定打に欠ける攻撃の精度改善を課題に挙げ、「我々の選手にはもう少しリアリストになってほしい」と得点を奪いきることの重要性を強調した。

 

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