久保建英をレアルは「手放さない」 ソシエダ移籍浮上…“完全放出”の有無に現地注目「爆発することを確信」

去就が注目されているMF久保建英【写真:Getty Images】
去就が注目されているMF久保建英【写真:Getty Images】

完全移籍かレンタルか、レアル側の処遇に現地指摘「前向きに評価」

 日本代表MF久保建英の来季新天地にスペイン1部レアル・ソシエダが浮上しているなか、現地メディアは今夏の去就動向に注目。「クラブが求めている最も堅実な選択肢の一つ」とソシエダ側の意向を指摘しつつ、「来季の獲得に興味を持つクラブが複数ある」とも報じている。

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 久保は今季、キャリア2度目となるマジョルカへのレンタル移籍を決断。シーズン序盤こそ主力として出番を重ねたものの怪我により長期離脱を余儀なくされた影響もあり、リーグ戦28試合に出場し、1ゴール1アシストと、期待されたほどのインパクトを放てなかった。

 こうしたパフォーマンスに加え、レアルのEU圏外選手枠はFWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ、DFエデル・ミリトンで埋まっており、来季も“居場所なし”との見方が多くを占めていたなか、複数のスペインメディアがソシエダ入りの可能性を報道。同クラブは完全移籍も視野に獲得を画策しているという。

 一方のレアル側は、完全、またはレンタル移籍かの判断で揺れており、スペイン紙「マルカ」の報道によれば、仮に完全移籍で手放したとしても、手頃な価格で買い戻しができることを条件に盛り込みたいようだ。レアル専門メディア「Defensa Central」でも「レアルはクボを手放さない。彼らはこの選手を前向きに評価し、日本人選手が間もなく爆発することを確信している」と、容易く放出するつもりがないことを伝えている。

 同メディアでは、ソシエダ側の意向にも触れられ「ポルトゥとヤヌザイがイマノル・アルグアシル監督の下を去ったことで、彼らの代役が保証されることを求めている。クボは、クラブが求めている最も堅実な選択肢の一つである」と指摘。一方で「レアルは交渉する意思があるが、1つ明確なのは来季の獲得に興味を持つクラブが複数あることだ」とも記している。

 久保は2019年のレアル加入後、スペイン3クラブ(マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェ)へのレンタル移籍を経験してきたものの、圧倒的なパフォーマンスを発揮してきたとは言い難い。持ち前の攻撃センスを発揮すべく、新天地に選ぶのはどこになるか、今後の動向に注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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