久保建英の成長「ちょっと遅い」 元日本代表DF闘莉王、若きレフティーの進化“加速”へ期待

日本代表MF久保建英【写真:徳原隆元】
日本代表MF久保建英【写真:徳原隆元】

「闘莉王TV」で代表デビューから17試合で初ゴールとなった久保に言及

 日本代表(FIFAランキング23位)は6月10日、ノエビアスタジアム神戸で行われたキリンカップでガーナ代表(同60位)と対戦し、4-1で勝利を収めた。後半28分に待望のA代表初ゴールを決めたのはMF久保建英(マジョルカ)。代表デビューから3年、17試合で初ゴールとなったレフティーに、元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は成長スピードの加速を求めている。

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 闘莉王氏の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」最新回のテーマはガーナ戦。2019年6月のエルサルバドル戦でA代表デビューを果たした久保は、FW三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)の突破から追加点をゲット。ついに殻を破った格好だが、DFながらA代表43試合8ゴールを記録した闘将は「オレらの期待している久保君の成長スピードがちょっと遅い。加速してもらわないと厳しい。今回のゴールで成長スピードが速くなればいい」と進化の度合いを早めることを求めていた。

 久保は出場17試合で代表初ゴールになったが、「攻撃的MFなのにそれはダメでしょう。サイドバックじゃないんだから。ああいう選手は3、4試合で1点を取らないとダメ」と注文をつける場面も。

「一生入らないかもしれない」と試合後に初ゴールのプレッシャー振り返った久保に対し、現役時代にDF史上初のJリーグ100ゴール以上を記録した“元祖”超攻撃的DFは金言を披露している。

「自分はFWじゃないけれど、よく点が取れた。必ずチャンスは来る、いいポジションに入れば必ず取れる、ポストの跳ね返りは絶対に来ると必ずポジティブに考えていた」とストライカーの心構えを伝授したうえで、「あまり考えないほうがいい。自分のやるべきことを考えれば、必ずゴールは取れる。自分へのプレッシャーが厄介。寝ている時でもプレッシャーになる」と提言していた。

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