史上空前のプレミア“名将対決” 総獲得タイトル数「66」は欧州各国リーグで断トツ1位

熾烈を極める指揮官の争い ペップとモウリーニョが個人別でトップタイ

 今週末に開幕を迎えるプレミアリーグは、史上稀に見るほどの混戦が予想されているが、その要因の一つには間違いなくトップクラスの指揮官による熾烈な覇権争いに注目が集まっているからだろう。英衛星放送「スカイ・スポーツ」では、各国トップリーグを指揮する現役監督のタイトル数の合計をリーグ別に算出し、ランキングを作成。プレミアリーグで指揮を執る19人の指揮官(ハル・シティの監督は未定)の通算獲得タイトル数が66で欧州トップとなった。

 アーセナルで21年目のシーズンを迎えるアーセン・ベンゲル監督が、今季のプレミアリーグを指して「監督たちの世界選手権」と表現したように、今季のプレミアではタレント揃いの選手以上に監督の豪華さが際立っている。

 今回の調査では、各国の1部リーグ、国内カップ戦、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)などの国際カップ戦(2008年まで開催されていたインタートトカップは対象外)、そしてFIFAクラブワールドカップが対象となっている。プレミアリーグはスティーブ・ブルース前監督の退任によって監督未定のハル・シティを除く、19クラブの監督によるタイトル獲得数の合計が「66」に到達。2位のリーガ・エスパニョーラが「38」、3位ブンデスリーガ「19」という結果からも、圧倒的であることがよく分かる。

 そしてそのプレミアリーグのなかでも飛び抜けた成績を残す「トップ・オブ・トップ」の監督が、今季からマンチェスターの両雄を率いるペップことジョゼップ・グアルディオラ監督(マンチェスター・シティ)、ジョゼ・モウリーニョ監督(マンチェスター・ユナイテッド)の2人だ。ともに18タイトルを獲得し、個人別でトップタイに並んでいる。

 

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