「速すぎるし、激しすぎる」 シンガポール王者、“浦和クオリティー”に白旗…母国報道「ほど遠い」

快勝した浦和【写真:(C)AFC】
快勝した浦和【写真:(C)AFC】

ACL初戦で浦和はシンガポール王者のライオンシティ・セーラーズに快勝

 浦和レッズは4月15日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)初戦で、ライオンシティ・セーラーズ(シンガポール)に4-1の快勝スタートを切った。シンガポールメディア「ストレート・タイムス」は「速すぎて、激しすぎた」と、浦和と差があったことを報じた。

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 浦和は開始直後から主導権を握り、左サイドを崩してFWキャスパー・ユンカーとMF江坂任が連続ゴール。前半終了間際にはMFダヴィド・モーベルグが強烈ミドルを決め、その後にオウンゴールで失点したものの後半開始直後にMF松尾佑介が追加点を挙げて突き放した。

 シンガポール王者のライオンシティはこの試合がACLデビューとなったが、母国メディアでは「速すぎる、激しすぎる。90分間息を切らせながらプレーしたが、浦和のスピードと激しさに圧倒された」とこの敗戦を報じた。

「昨年シンガポール・プレミアリーグ(SPL)で優勝し、国内トップに立ったとはいえ大陸のトップレベルにはほど遠いということをセーラーズは思い知らされる結果になった。比較的スローペースな国内リーグの中で、セーラーズは主導権を握って試合を進めることができる。しかし、この試合では、執拗で素早い日本のチームから多くの質問を投げかけられ、それに対する答えを持っていなかった」

 以前、蔚山現代(韓国)を率いて浦和とも対戦経験があり、現役時代にヴィッセル神戸や韓国代表としてプレーしたキム・ドフン監督は「現実を直視しなければならない。それは明らかにレベルが違うのを受け入れること。しかし、残り5試合を通じて差を縮め、自分たちの力を証明できるように頑張りたい。ブリーラム(開催地)では、その差を縮め、アジアのトップチームに近づけるように努力したい」と語ったとした。

 昨季から大会出場チーム数が拡大され、これまで以上に多くの地域からACLへの出場チャンスも増えている。勇躍その舞台に臨んできたシンガポール王者だが、ACLでの2回優勝経験を持つ浦和は力の差を感じさせられたようだ。

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