アーセナル冨安、マンCに敗戦もチーム最高タイ評価 英紙絶賛「スターリングを終始黙らせていた」

スターリングとマッチアップする冨安健洋【写真:Getty Images】
スターリングとマッチアップする冨安健洋【写真:Getty Images】

コロナの影響で2試合欠場の冨安が復帰、シティ戦フル出場も1-2逆転負け

 イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、現地時間1月1日に行われたプレミアリーグ第21節マンチェスター・シティ戦(1-2)で公式戦3試合ぶりに復帰し、右サイドバック(SB)としてフル出場した。チームは逆転で敗れたが、現地メディアの採点では「スターリングを終始黙らせていた」と対面のアタッカーに自由を与えない堅守でチームトップタイ評価を受けている。

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 リーグ戦10連勝中の首位マン・シティをホームのエミレーツに迎えたアーセナル。新型コロナウイルス陽性の影響で前節ノリッジ・シティ戦を欠場していた冨安は公式戦3試合ぶりに復帰し、右サイドバックで今季16試合目の出場を果たした。

 前半はアーセナルが内容でシティを上回り、前半31分にはDFベン・ホワイトがMFケビン・デ・ブライネからボールを奪ったところを起点に流れるようなパスワークで相手陣内へと攻め込み、最後は左サイドのDFキーラン・ティアニーからの折り返しをFWブカヨ・サカが左足で流し込んで先制した。

 しかし、後半にワンプレーで流れは一変。自陣ペナルティーエリア内でMFグラニト・ジャカがMFベルナルド・シウバを倒したプレーでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入し、オン・フィールド・レビューを経て、シティにPKが与えられた。アーセナルの選手は判定に抗議するも、もちろん判定は覆らず。PKをMFリヤド・マフレズが成功させて試合は振り出しに戻った。

 失点の2分後に2度目の警告を受けたDFガブリエウ・マガリャンイスが退場となり数的不利を強いられたアーセナルは、アディショナルタイムにMFロドリに決勝点を献上して逆転負け。前半は今季ベストゲームとも称される内容だったが、PK献上をきっかけに後半は失速した。

 そうしたなかで冨安個人のパフォーマンスは高く評価されている。シティの左サイドでプレーしていたFWラヒーム・スターリングとの1対1では自由を与えず、自身の守備範囲できっちりと役割をこなした。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」の採点ではチームトップタイの8点が付けられ「今夏の加入以来アーセナル守備陣に欠かせない存在となっている。この試合もスターリングを終始黙らせていた」と絶賛されていた。

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